地方移住は自分の判断だけで行うことが、難しい場合もあります。
それは、家族が移住に対して良く思っていないというとき。
「別に移住しなくても今の暮らしで満足している」なんてことを、家族に言われている人も多いはず。
そんなときにするべきことが、「家族以外の第三者への相談」です。
今回は地方移住すると決めたときに、相談するべき相手の紹介をします。
自治体などの行政の相談所を活用すれば、第三者への相談は難しいものではありません。
「家族を説得できなくて困っている」
「相談できる人が周りにいない」
という方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。
- 移住をすると決めたら、誰に相談すべきか
- 移住に反対された時にどのような対処をすればいいのか
- 相談する人がいない時、どこに相談するべきなのか
- 相談するときに何を聞けばいいのか

まかやん
- 東京都出身30代会社員
- 移住に伴いフリーランスへ転身
- 移住に伴うノウハウを発信
- 詳しいプロフィールはこちらへ
- X(旧Twitter) @makayanman
今回の記事は「移住をするための全8ステップ」のうちの第2回目になります。
他の気になる記事もある方は、ご覧になっていってください。
- 移住の目的を明確に持つ
- 移住について家族とちゃんと話し合う←イマココ
- 移住候補地を選ぶ
- 移住先の情報収集をする
- 移住先へ実際に足を運ぶ
- 移住先での仕事について
- 移住先の物件を決めるコツ
- 移住を実行する
※リンクをタップ(クリック)すれば各記事に飛べます。
まずは家族に移住の相談をしてみよう!


地方移住をする!!
自身の中で明確な意志を持ち、地方移住の決断をしたとします。
次にやるべきことは家族への相談・報告です。
パートナーや奥様(旦那様)と相談した上で、ここまで決断をしたのであれば問題はないのですが、
どちらか1人で決めたとなると、家族に相談し納得してもらう必要があります。
移住したいと思っているのはあなた自身ですが、奥様(旦那様)またはお子さんが移住をしたい。と、同じことを考えているとは限りません。
むしろ移住なんかせずに、現在住んでいるところで同じように暮らしたがっている可能性すらあります。

そうなったら説得は大変そうだね……
そう思っているかもしれないパートナーの考え方を、無視したまま移住計画を進めるのは得策ではありません。
お互いに考え方を話し合って、一つずつ問題を解決することが大切です。
ここからはお互いの考え方を少しでも理解し合うためにおすすめの方法を3つ紹介していきます。
なぜ移住したくないのか聞いてみる。
最初からド直球な提案ですが、なぜダメなのかを聞いてみて一つずつしっかりと考えてみることがいいと思います。
もしかしたら意外なところにダメな理由が見つかるかもしれません。
- 今の環境が心地いい
- 最初から人間関係を構築するのが億劫
- 子供の学校や将来が不安
- 地域に馴染む自信がない
- そもそも田舎暮らしをしたくない
などなど、
移住そのものを否定されると難しいですが、お互いの妥協できる点を話すことが大事だと思います。
なぜ移住をするのか?を話し合う
あなた自身が、

地方移住をすることに決めたぞ!!
と、明確な意志を持って決めたのには何かしら理由がありますよね?
・田舎暮らしをしてのんびりと過ごしたい。
・都会の喧騒から離れて、子育てをしっかりしたい。
・仕事をするのに疲れたから、田舎で趣味に没頭したい。
など、
原点に立ち返ってパートナーさんと「なぜ移住をするのか?」ということを再度話し合ってみてください。
もしかしたら地方移住をせずとも実現可能なことがあるかもしれないし、逆に移住をしないと絶対にできないことも出てくるかと思います。
そういったことを話した上で、「本当に移住は必要なのか?」と、考え直してみるとパートナーさんとのいい折衷案が出てくる可能性があります。

再度「なぜ移住するのか?」という理由を考えてみよう!
最初から完全移住ではなく、週末移住・半移住などを考えてみる

移住するからずっと移住先で生活をしなきゃいけない!
と、思っている人も多いかと思います。ですが、決してそんなことはありません。
移住と言ってもさまざまな形があります。
移住方法 | 説明 |
---|---|
週末移住 | 週末だけ移住先で暮らすこと |
先に1人で単身移住 | 家族全員一度に地方移住するのではなく、 先に夫1人で移住。ある程度生活に慣れてから 妻と子供が後から移住をする。 |
2拠点生活(デュアルライフ) | 2つの異なる拠点に生活居住を置くことを指す。 今現在住んでいる生活を捨てることなく、 地方移住生活も楽しめる。いいとこ取りの生活 |
移住の方法は一つではないので、こう言った様々な方法で移住をすることができます。
ただ、お気づきかと思いますが、こういったことを実行するためには生活拠点を2つ持つ必要があるので、
普段の生活費用もほぼ倍近くかかることがデメリットです。
なので移住のための費用に余裕がある方は、こう言った方法もあるということを覚えておきましょう。

コストが2倍近くかかることに目をつむれば、
かなり有効な移住方法だね。
このように、パートナーさんとしっかり話し合い、お互いが納得できる方法を提案。
移住に対して理解をした上で行動に移すことが一番いいかと思います。

移住を強行突破するのはおすすめしないよ!
身内だけではなく、客観的な視点を持つ人とも移住の相談をしよう

出典:住んでみぃね!ぶちええ山口(山口県YY!ターン)UJIターン支援サイト
いざ相談をするとなると、つい身内だったり親しい友達などに相談しますよね。
ですが、それだけだと自分にとって都合のいいような話ばかりしか聞こえなくなってしまいます。
なので、全く関係のない客観的な視点を持つ、第三者からのアドバイスが非常に有益です。
今は国としても移住を推奨している流れがあります。
そのため各自治体も移住者のための支援や移住相談など、積極的に行なっている自治体も多いのが実情です。
移住を検討している方は、候補として上がっている自治体のホームページなどを一度ご覧になってみてください。

各自治体のホームページには移住するための方法だったり、
移住支援金を受け取る方法など、色々なことが書いてあるから
必ず確認してね。
参考までに僕が移住する予定の山口県のホームページを貼っておきます。
URL : 住んでみぃね!ぶちええ山口(山口県YY!ターン)UJIターン支援サイト
移住の相談は認定NPO法人ふるさと回帰支援センターを活用する
各自治体の支援とは別に「ふるさと回帰支援センター」という、地方移住支援を行なっているNPO法人もあります。
こちらは国内唯一、日本全国の移住相談が一カ所で出来るという珍しい場所です。

ぼくの初めての移住相談は、この「ふるさと回帰支援センター」でのイベントに参加したことでした。
URL : 認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
この「ふるさと回帰支援センター」は東京にしかありません。
元々地方移住する人をターゲットにしているだけあって、地方にあったら意味がないですからね。
ですが、西日本の拠点として大阪に「大阪ふるさと暮らし情報センター」というのがあります。
東京まで足を伸ばすのが難しい方はこちらを利用してください。
URL : 大阪ふるさと暮らし情報センター
移住相談所で相談すべきこと


いざ移住相談所で相談しようと思っていたけど、何を相談していいのかわからない!
など、自分が何を相談していいかわからない状態で移住相談センターに行っても
相談員さんも具体的なアドバイスができずに困ってしまいます。
なので、ここでは代表的な移住相談について紹介します。
仕事の状況
移住センターで相談に乗ってくれる相談員さんは、移住を考えている私たちよりか現地の仕事・就労状況については詳しいです。
なので、自分がどのような仕事に就きたいか?などを赤裸々に話してください。
相談員さん達は様々な人たちの仕事への考え方を聞いてきているので、どんな働き方だろうとも親身になって話を聞いてくれます。

ぼくの完全リモートで働く働き方も、親身になって話を聞いてくれました。
医療機関や学校
移住先の近くに医療機関や学校があるかは確認することが必須です。
いざ、移住して
「病院に行くのに片道1時間以上かかる!」
「子供が学校に行くのに車で送迎しないと通えない!」
など、日常生活を送る上で支障が出ることもあり得ます。
そのため移住相談をした段階で、移住先の住居の近くに医療機関と学校があるかどうか確認するのが大事ですね。
先輩移住者の意見を聞く
移住相談をしている場所では、インターネットでは情報を拾えないような「生の移住者の声」というものが聞けることがあります。
これから移住を考えている人にとって、その「生の移住者の声」というものは非常に貴重なアドバイスになります。
ですので移住相談窓口に行ったら、先に移住をした先輩方の意見というものを聞いてみてください。
移住先でのデメリットを聞く
移住を検討しているときは、メリットや理想のイメージばかりに目が入ってしまって
デメリットを考えずに進んでしまうことが多々あります。
ですが実際に移住してみると、見えてこなかったデメリットが嫌でもわかってきます。
それを最初から、
・理解してデメリット捉えるのか…
・移住した後に初めて、デメリットに気づくのか…
後者の方が圧倒的にストレスになりやすいと思います。
なので移住をする前に相談の段階で、あらかじめデメリットを把握しておけば、移住した後でのストレスは最小限で済みます。
ただでさえ住んだことのない土地に移住をして、地域の人との交流もしながら、新しい仕事に取り組み、その上普段の日常生活をしなきゃいけません。
ですので、移住後のストレスとなりそうな事は、少しでも減らしておくことが大事だと思います。

移住した後のことも考えてデメリットを聞くことが大事だね。
家族に移住のことを相談しよう 〜まとめ〜

最後になりますが、おさらいです。
・家族に地方移住の相談・報告をしよう
・納得できるまでしっかりと話し合う
・相談するのは身内だけでなく、第三者の意見も聞いてみる
・移住相談をするときは何を聞くかを考えていこう
地方移住は人生の中でも、かなり大きな決断です。
その大きな決断を自分1人の判断で決行するのは、決して正しい判断とは言いきれません。
ですので周りの意見や考えを聞き、自分の中でさらに考え抜いた上で移住をする決断をすればいいと思います。
今回の記事は第2回目の記事でした。第3回は「移住候補地を選ぶ」になります。
全8回の記事一覧を最後に書いておきますので、興味のある記事がありましたらご覧になっていってください。
- 移住の目的を明確に持つ
- 移住について家族とちゃんと話し合う←イマココ
- 移住候補地を選ぶ
- 移住先の情報収集をする
- 移住先へ実際に足を運ぶ
- 移住先での仕事について
- 移住先の物件を決めるコツ
- 移住を実行する
※リンクをタップ(クリック)すれば各記事に飛べます。

最後まで読んでくれてありがとう!
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