- なぜ移住が失敗するのか知りたい
- 移住をするのに一番大切なものは?
- 移住で失敗しないための対策
この記事では移住の失敗が起こる原因と、その対策について解説していきます。
自分で移住すると決めたのにそんなことってあるの…?
と、思いますよね?
ですが、現実として「移住に成功した、よかった。」と答える人は、移住した人の半分ほどです。
移住に失敗した人は一体なにが足りなかったのか?
そういったことにもフォーカスしていきながら、移住をするにあたって一番大事なことを伝えていきます。
前回の記事で紹介した、全8回の記事のうちの第1回になります。
他の記事も気なる方は下記リンクからご覧になってください。
- 移住の目的を明確に持つ←イマココ
- 移住について家族とちゃんと話し合う
- 移住候補地を選ぶ
- 移住先の情報収集をする
- 移住先へ実際に足を運ぶ
- 移住先での仕事について
- 移住先の物件を決めるコツ
- 移住を実行する
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まかやん
- 東京都出身30代会社員
- 移住に伴いフリーランスへ転身
- 移住に伴うノウハウを発信
- 詳しいプロフィールはこちらへ
- X(旧Twitter) @makayanman
移住で一番大事なことは、明確な意志!
今この記事を読んで移住をしようか悩んでいるあなたは、「なぜ移住をしよう」と思いましたか?
この問いに対して明確に答えを持つことが、移住を成功させるためにとても大切なことです。
移住をするにあたって、失敗した人の多くが明確な意志を持っていないことが多い。
・旅行で訪れた際にとてもいい場所だったから移住したい。
・テレビで見て自分の生活に合うと思ったから住んでみたい。
これも立派な移住をする理由になると思います。
でも、それって自分にとって都合のいい所しか見ていないんじゃないでしょうか?
旅行じゃなくて、日常生活をしようとしたら
何か大変なストレスを周辺住民から受けることがあるんじゃないか?とか、テレビには映っていないところに、とんでもないゴミ山があるなど。
もしかしたら自分が気づいていない悪いところがあるかもしれません…
上記の例は少し極端な言い方をしましたが、
移住する際にはそういったこともあるということを覚えておいてください。
上っ面だけの地方都市のいいところを見て「移住したい!」と思うのではなく、その後、自分が生活をすることを前提として考えて、
「なぜ自分は移住をしたいのか?」
ということを、自ら考え熟考し移住をするための明確な意志を見つけることが大切です。
次からはその明確な意志を、自分で見つけるための具体的なやり方を説明していきます。
ちなみに、僕が移住するための明確な意志は「妻と一緒に住みたいからです!」
なぜ移住をしたいのか?失敗しないために目的を自分で言語化してみる
ここでは自分の移住の目的を5W1Hを使って言語化してみたいと思います。
- When(いつ)
→ いつから - Where(どこに)
→ どの地方に - Who(だれが)
→ だれが(家族と?自分1人?) - What(なにを)
→ どんな暮らし? - Why(なぜ)
→ なぜ移住を? - How(どのように)
→ どのような手段で移住をするのか?
これに対しての僕の答えは、
- When(いつから)
→ 来年の6月から - Where(どこに)
→ 山口県山口市に - Who(だれが)
→ 自分と妻。義理の母の3人で - What(どんな暮らし)
→ 3人で質素に節約生活 - Why(なぜ)
→ 義理家族が同居し続けるのが難しいため - How(どのように)
→ まずは自分1人。その後妻と義理の母が合流する。
このように言語化をしてみることで、自分がなぜ移住をしたいのか、なぜするべきなのかを明確にできます。
移住を少しでも考えている人は、自分の状況に置き換えてみて考えてください。
頭の中で考えてみるだけだと、思いのほか自分がよくわかっていないことがあります。
こうやって言語化していくことで自分のなかの思考を、整理することができるかと。
騙されたと思って、一度やってみるといいですよ!
なぜ移住の計画が頓挫する?移住を失敗しないためには
まず最初に、移住が失敗しないためには「調査(事前リサーチ)・情報収集」が非常に大事です。
移住を実行に移す前に情報をかき集め、さまざまなことを事前に調査をしましょう。
ここをおろそかにしたばかりに、現実と理想の乖離が生まれ移住先でのトラブルになりかねません。
情報を集めたりするのにも様々なものがあるので、少しばかり紹介します。
- 仕事系
- 役所の手続き系
- インフラ系
- 医療・福祉系
- 教育・子育て系
【失敗しない移住のための情報収集の方法①】就業(仕事)
仕事についてのリサーチを少し例に挙げると
・移住に伴い現職の退職手続きをどうするか?
・30代未経験で、働き口があるのか?
・移住先の同業種の平均年収は?
・移住をする前の準備期間で転職活動ができるのか?
・これから副業を始めて、今後は副業をメインにするのか?
などなど、仕事に関することを調べようとしたらキリがありません。
仕事に関するスタンスは人それぞれなので、自ら調べて情報を集め自分に合う方法で、転職なり起業などをすることでいいと思います。
自分に合ったスタイルで仕事探すことが一番いいですね
参考までに僕は、本業を続けながら副業を育てて、ゆくゆくは個人事業主として本業にできるくらいの収入に育てていくつもりです。その副業の一環として、移住ブログも書いています。
こういったスタンスで副業ができるのも、今の本業が必ず17時30分の定時に仕事を終業させてくれるからです。
これが残業の多い会社で、同じように副業でブログをやって成果を出そうとすると、時間がかかりすぎるのでそれはお勧めできません。
つまり、一人一人の状況や性格に合った仕事の選び方ができるのが一番いいと思います。
【失敗しない移住のための情報収集の方法②】役所での手続き
役所での手続きは仕事とかに比べて、やるべきことが明確に決まっているので、リサーチする上ではわかりやすいです。
簡単に例を挙げると、
・現役所への転出手続き
・印鑑登録の廃止・登録
・国民健康保険の切り替え
・移住支援制度の申し込み
・運転免許の住所変更
など、忘れると結構まずいものも入ってきますが、今の時代ネットで調べればなんでも出てくるので、
しっかり自分の予定を見ながら一つずつこなせば大丈夫です。
【失敗しない移住のための情報収集の方法③】インフラ系
これもしっかりと調べてやらないと生活できなくなってしまうので、間違いなく進められるように確実に情報を掴んでください。
・現住所での電気・ガス・水道の使用停止手続き
・引越し先での電気・ガス・水道の開栓手続き
・インターネット回線の契約
【失敗しない移住のための情報収集の方法④】医療・福祉系
若い世代の方は比較的不必要ですが、持病を持っている方などは近くに病院がないと大変です。
移住先の近くに大きな病院があるかどうかというのはとても大切です。
・移住先の近くに大きな医療・福祉機関があるかどうか
・病院に行くまでの交通網の確認
・病院までの所要時間など
【失敗しない移住のための情報収集の方法⑤】教育・子育て
単身や夫婦だけで移住するわけではなく、小さなお子さんも一緒に移住する場合があります。
その時には近くに学校や保育園などが、家の近くにあるかが大きな問題になるので、そういったことも忘れずにリサーチしましょう。
児童手当を受給している方がいたらそういった手続きもお忘れなく。
・現住所での子供の転園・転校手続き
・児童手当の受給事由消滅届の提出
・引越し先での転入学手続き
・児童手当の認定申請
移住しようと思ったら少なくともこれくらいのことを調べた方がいいと思います。
ここまで調べると、
「病院が近くになくて不便」
「子供預けるだけで、1時間以上かかる」
など、ちょっとした認識のズレがわかってきたりするので、自分が移住する意味も明確になります。
自分で情報を調べることで、思考を整理していくイメージですね!
移住した先のことを具体的に想像してみる
自分が移住した先でどんな生活をしたいのか、具体的に想像してみたことはありますか?
これって思いのほか考えている人が少ないと感じます。
僕自身も言われるまでモヤっとしたイメージでした。
なので、ここでは5つのタイプ別移住ライフを紹介します。
必ずどのタイプかに当てはまるわけではないけれど、移住先でのイメージがさらに明確になるかと思います。
移住ライフ|①趣味を満喫したいタイプ
地方移住をして趣味を満喫したいタイプがこちらです。
趣味といってもたくさんありますよね。
・畑仕事をして自給自足
・川や海に行って釣り
・山の中でキャンプ
・海の近くに住み、サーフィン三昧
趣味が充実すると仕事にもいい影響が出るので、普段からの暮らしの質が上がりそうです。
自分も趣味がたくさんあるので、
移住したら楽しみまくります。
移住ライフ|②自然に囲まれて子育てタイプ
都心部では子どもが自然に触れる回数が少なくなってきているのが現実。
しかし、地方移住をすれば周りは全て自然!子どもにとって最高の遊び場がそこらじゅうに溢れています。
お子さんの教育の上でも移住生活はとてもプラスが多いですね。
移住ライフ|③地方でリモートワークタイプ
移住をすることによって、生活費を下げることを目的としているのがこのタイプ。リモートワークなので、仕事を変えずにそのまま住む場所を変えるだけ。
かくいう自分もこのタイプに近いです。
完全フルリモートで仕事が成立したら最高ですよね。
移住ライフ|④地方で起業タイプ
このタイプは比較的Uターンをしている人が多いタイプです。一度都心部に出たけれども、地元に戻ってきて地域のために起業をする。
地方だと都心に比べてリスクもコストも低い。Uターンした人にとっては戻ってきた地元に何か恩返しをしたい、という気持ちがあるのかもしれませんね。
地元の人たちのためにお店を開く。故郷が好きじゃなきゃできません。
移住ライフ|⑤田舎でスローライフタイプ
このタイプが一番地方移住としてはイメージに合っているんじゃないでしょうか?
できる限り自給自足。肉は山で猪や鹿を猟具で狩り。野菜や山菜などをとって生活をする。
ここまでやる人は少ないかもしれませんが、相当大変だと思うのでやるからには覚悟が必要なタイプですね。
少しだけでいいからやっていたいですね。
移住で失敗しないためには? 〜まとめ〜
この記事を読んでいるアナタは当てはまるタイプがあったでしょうか?移住を考えている人のイメージが少しでも鮮明になったら幸いです。
ここまで読んだアナタは記事を読む前より、移住をするための意志は明確になりましたか?
移住で失敗しないためにも「最初の覚悟」明確な意志はとても大切です。
それが移住をするための根本的なモチベーションになるので、しっかりと芯がぶれないように気持ちを固めておきましょう。
残念ながら移住で失敗をしている方は、ここの最初のマインドセットができていないことが多いです。
繰り返しになりますが、おさらいをします。
・移住にもっとも必要なのは明確な意志
・自分の意志を確認するために言語化してみる
・事前準備(調査・情報収集)が大事
・移住後のことを具体的にイメージする
以上になります。
次回は第2回「移住について家族と話し合う」です。
- 移住の目的を明確に持つ←イマココ
- 移住について家族とちゃんと話し合う
- 移住候補地を選ぶ
- 移住先の情報収集をする
- 移住先へ実際に足を運ぶ
- 移住先での仕事について
- 移住先の物件を決めるコツ
- 移住を実行する
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最後まで読んでくれてありがとう!
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