地方移住をする前に情報収集をすることは、地方移住をする決断と同じくらい大切なことです。
そこでこの記事では、いかに情報収集が大事であるかということを解説。
重要性を理解をしたら地方移住の情報収集方法を具体的に3つ紹介します。
- なぜ情報収集する必要があるのか?
- どうやって情報収集するのかわからない
- 情報が多すぎてなにを調べるのかわからない
情報収集することってそんなに大切なことなの…?
そうだよ!移住をする上でとても大切なことなんだ。
地方移住を考えているけれど、どうやって地方移住のための情報を集めればいいのかわからない。と、思っている方はぜひ参考にしてください。
最初に情報収集の重要性について解説していますが、もし、必要なくて最初から情報収集方法が知りたいよ!
と言う方はこちらをクリック(タップ)していただければ、すぐに知りたいことを読むことができます。
まかやん
- 東京都出身30代会社員
- 移住に伴いフリーランスへ転身
- 移住に伴うノウハウを発信
- 詳しいプロフィールはこちらへ
- X(旧Twitter) @makayanman
今回の記事は「移住をするための全8ステップ」のうち第4回目になります。
関連記事:地方移住するための方法を全8ステップで紹介
他の記事も気なる方は下記リンクからご覧になってください。
- 移住の目的を明確に持つ
- 移住について家族とちゃんと話し合う
- 移住候補地を選ぶ
- 移住先の情報収集をする←イマココ
- 移住先へ実際に足を運ぶ
- 移住先での仕事について
- 移住先の物件を決めるコツ
- 移住を実行する
※リンクをタップ(クリック)すれば各記事に飛べます。
なぜ移住をする際に情報収集が大事なのか
移住をする前に情報収集が大切な理由をいくつか挙げます。
- 情報収集することによって、「理想と現実の差」を実感できる
- 移住候補地のリアルな生活。自分に合っているかなどを移住する前に確認できる
それでは一つずつ解説していきますね。
情報収集することによって、移住した時の「理想と現実」の差を知る
突然ですが、質問です。
あなたはどのようにして移住候補地を決めましたか?
「旅行に行った時に、地域の人によくしてもらえたから」
「出張で滞在した時に街の雰囲気がよかったから」
上記のように答えた人は要注意です。
その時の印象で移住先を決めちゃダメなの??
ダメというわけじゃないけど、移住先に決めるのであればしっかりした情報収集をした方がいいね。
上記に挙げた、移住を考えている人の思いは『理想』を言っています。
”旅行や出張で良くしてもらえたから、移住すれば同じようにしてもらえる”という、考え方です。
ですが、移住して長期で住むとなったらどうでしょう?地元の人たちは旅行で訪れた時と同じように対応してくれるでしょうか?
実際に答えはYESともNOとも言い切れないのですが、必ずしも同じように対応してくれると思わない方がいいでしょう。
旅行や出張などの短期滞在の場合は「観光客」として、移住候補地に滞在していることがほとんどです。
「観光客」として滞在して、『この地域だったら移住できるぞ!』と思い実際に移住したら、
地元の人達はあなたを同じ「地域住民」としてみるようになります。
そうなると自分たちが「観光客」として、抱いていた印象が「地域住民」に変わったことで、印象が大きく変化することが往々にしてあります。
これが「理想と現実のギャップ」と言われることです。
こういったことをなくすために移住をする前にしっかりと情報収集することが大切と言われています。
移住前にしっかりと情報収集することによって、リスクを下げることができます。
移住候補地のリアルな生活を知り、相性を確認できる
情報収集をすることで移住前に移住候補地の生活を知り、自分に合わなければ回避することができるということです。
例えば、なにも情報収集をせずに移住をしたとします。
そして実際に移住(引越しや転職)したあと、
「思っていた移住生活とは違かった!」
「こんなはずではなかった……」
と、思ったとしても後の祭り。
そこからもう一度、移住先を探して仕事も転職をし…
と、おんなじ労力をかけるには相当な気力が必要になってきます。
そういった後悔をしないためにも移住前の情報収集は非常に大切なものになります。
後悔しないために、事前の情報収集するのが非常に大事です。
地方移住をする時の情報収集の方法
一口に情報収集といっても、今の時代は様々な場所から情報を集めることができます。
そこでここでは代表的な情報収集方法を3つ紹介しますので、参考にしてみてください。
【地方移住の情報収集方法 その①】 行政主催の移住セミナーや最寄りの移住相談所に行く
東京と大阪であれば”ふるさと回帰センター”という日本全国の移住相談を専門としたNPO法人が運営している移住相談所があります。
このような移住相談所が行なっている移住セミナーに参加するなど、積極的に自分から情報を掴みにいけばそのセミナーで役所の人と繋がれたり、有益な情報を得られたりするので一度参加することをお勧めします。
実際に移住候補地の役所の方とお話しすると、非常にタメになります。
【地方移住の情報収集方法 その②】 雑誌などの紙媒体で調べる
令和になった今時に、雑誌などの紙から情報を仕入れるって大丈夫?
このように考える人もいるかもしれませんが、雑誌からの情報も侮ってはいけません。
雑誌からの情報は、自分では考えてもいないような視点から移住のことについて触れられていることもあります。
移住をする前に一度読んでみると、今までとは違った視点が開けるかもしれません。
雑誌で有名なのは下記の3つです。
ぜひチェックしてみてください。
【地方移住の情報収集方法 その③】インターネットで調べる
最後は”インターネットで調べる”ことです。今はこの方法が最もポピュラーですね。
この方法では、なんといってもかかる費用が実質無料。インターネット環境さえあればどこでも調べられるし、いつでも情報収集できることが何より手軽です。
手軽に調べられる分様々な情報があるので、嘘の情報をつかまされないように注意が必要です。
様々な情報が調べられるインターネットですが、
主にこの4つから情報収集することをお勧めします。
- 各自治体のポータルサイト
- 移住マッチングサイト
- 各種SNS
- 個人ブログ
1.各自治体のポータルサイトで情報収集
今は国を上げて「地方創生」をスローガンに、東京一極集中を緩和する対策をとっているのが現状です。
そのため全国の市町村や各自治体などは、移住のためのポータルサイトを作成し、移住者を集めることに重きを置いています。
ですので、各自治体のポータルサイトは非常に充実しており、必要とあれば”移住コンシェルジュ”なる方が、オンラインで面談して移住者の質問や相談に乗ったりすることもできます。
こればかりはそれぞれの自治体で形式などが違うので、あなたが検討している移住候補地のサイトを実際にみて確認するのがいいでしょう。
2.地方移住マッチングサイトでの情報収集
あまり聞き覚えのない方もいるのではないでしょうか?僕自身も移住のことを調べていて初めて知りました笑
ブログ主はちゃんと勉強してください!
すいません…
話がそれてしまいましたが、
「移住マッチングサイト」は、名前の通り”移住したい!”と思っている人に移住先の提案をしてくれるマッチングサイトです。
移住のマッチングだけではなく移住候補地での暮らしや先住移住者さんへのインタビューなどもあり、実際に移住をして今現在移住先で暮らしている人の生の声を、インタビュー形式で紹介しているものもあります。
有名なところでは以下の5つのサイトがあります。
各種SNSで地方移住の情報収集
こちらも最近の流れでは、流行りの情報収集方法になると思います。
SNSといっても様々な媒体があるので、自分で検索しやすいもので調べましょう。
おおよその傾向ですが、地方移住と相性のいいSNSは
・X(旧Twitter)
・Instagram
この二つになるかと思います。
YouTubeだと少しまた方向性が変わってくるので、余裕のある人は見てもいいかもしれません。
SNSでは有益な情報がある一方で、ネガティブな情報も散見されます。うわべだけの情報に惑わされずに、自分の欲している情報を掴むことを心がけましょう。
個人ブログで情報収集
個人ブログでも非常に有益な情報を得ることができます。
なぜなら、個人ブログを書いている人はほぼ、
・移住に興味があって、今現在実行している人
・もうすでに移住を実行していて、その経験談をブログに書いている人
がほとんどです。
ですので、個人が経験した一次情報を手っ取り早く掴みたいのであれば、個人ブログを見るのが最適です。
手前味噌になってしまいますが、この僕のブログも個人ブログで日々情報をアップデートしています。
このブログは前述した例だと前者に該当していて、これから東京から山口に移住する予定です。
詳しいことはプロフィールページに書いてあるので、気になる方はご覧になっていってください。
関連情報 : まかやんのプロフィールページ
ブログ主自身もまだ移住はしていません(2024年6月現在)
地方移住の情報収集でなにを調べるべきか?
結論、次の5つの項目を調べれば、おおむね大丈夫です。
- 就業(仕事)
- 移住支援制度の確認
- 教育や子育て環境
- 病院などの福利厚生
- 先住移住者の有無
ほかにもインフラ系の確認や、役所への連絡や手続きなど必要なことはありますが、それらは初期の段階の情報収集では重要性は低いです。
ですので、上記の5種類だけ詳しく説明していきます。
【地方移住の情報収集の方法①】就業(仕事)
仕事についての情報収集を少し例に挙げると
・移住に伴い現職の退職手続きをどうするか?
・転職後の収入は生活を維持できるレベルでもらえるのか?
・移住先の同業種の平均年収は?
・移住をする前の準備期間で転職活動ができるのか?
・転職サイトで求人を出してすぐに就職できるのか?
などなど、仕事に関することを調べようとしたらキリがありません。
仕事に関するスタンスは人それぞれなので、自ら調べて情報を集め自分に合う方法で、転職なり起業などをすることでいいと思います。
自分に合ったスタイルで仕事探すことが一番いいですね
地方移住の際の仕事についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
もし、気になることがあるようだったらご覧になっていってください。
【地方移住の情報収集の方法②】移住支援制度の確認
移住支援制度は各自治体で様々な制度があります。
例えば、僕が移住予定の山口県山口市ではこんな移住支援制度があるので紹介しますね。
~東京圏から山口県に移住・就業された方に支援金を支給します!~
引用:山口県 労働政策課
山口県では、東京圏への一極集中の是正及び地方の中小企業等における担い手不足対策のため、東京圏から山口県へ移住・就業された方の経済的負担を軽減する「移住支援金(2人以上の世帯の場合100万円、単身の場合60万円)」を支給する事業を令和元年8月7日(水曜日)から開始しました!
なお、令和5年4月1日以降に、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、18歳未満の者一人につき最大100万円を加算します。
条件が多少厳しいこともありますが、単身で移住すれば60万円。2人以上の世帯ではなんと100万円の支援金が給付されます!
100万円の支給はスゴいですね!
このように自治体によって支援の幅があるので、あなたが検討している移住候補地での支援金を調べてみてください。
全国の移住地での移住支援金を一括で検索できるサイトがあります。気になる方はこちらのリンクからどうぞ。
関連ページ : 全国自治体支援制度検索/JOIN 一般社団法人 移住交流推進機構
【地方移住のための情報収集の方法③】医療・病院・福祉系
若い世代の方は心配することが少ないですが、持病を持っている方などは近くに病院がないと命に関わります。
移住先の近くに大きな病院があるかどうかの確認をすることは大切ですね。
・移住先の近くに大きな医療・福祉機関があるかどうか
・病院に行くまでの交通網の確認
・病院までの所要時間など
人によってはココが一番大事な人もいるから情報収集は確実に!
【地方移住のための情報収集の方法④】教育・子育て
地方移住をする人には単身や夫婦だけで移住するわけではなく、お子さんも一緒に移住する場合があります。
その時に近くに学校や保育園などが、家の近くにあるかが大きな問題になるので、そういったことも忘れずに情報収集しましょう。
・現住所での子供の転園・転校手続き方法
・児童手当の受給事由消滅届の提出の仕方
・引越し先での転入学手続き方法
・児童手当の認定申請のやり方
子供のいる家庭は、年齢によって移住する際の手続きがさまざまです。
お子さんのためにもしっかりと情報収集をして、手続きや補助金などのやり方を忘れないように気をつけましょう。
【移住のための情報収集の方法⑤】先住移住者の有無
先住移住者の有無を調べることがなぜ必要なのか?
理由は一つ
「自治体や地元住民たちが移住者になれているのか」ということを確認するためです。
なんで確認する必要があるの?
具体的にいうと、自治体や地元住民が移住者に対して抵抗がないということは、
移住してくる人にとって住みやすい環境が整っているということになります。
移住者に対して、地域の慣れがある場所に移住できると、移住後のトラブルになりづらいという傾向があります。
逆に移住者に慣れていない地域に移住をしてしまうと、移住してきたあなた自身が悪くないのに移住先を追いやられてしまう事も稀にあったりします。
ですので、そういった可能性を少しでも減らすために、前もって先住移住者の有無の確認をすることは大切です。
実際に移住する前に、確認する事が大事だね。
先住移住者の有無の確認をすることも大事ですが、実際に自分の目で見て確かめることが大切です。
これは次回の記事で詳しく解説しますので、もしよければ読んでいってくださると嬉しいです。
地方移住の情報収集をする際に大切なポイント
今まで情報収集のやり方を解説していきましたが、ここからは情報収集の際に大切なポイントについて解説していきます。
情報過多にならないように気を付ける
今の時代はインターネットを中心に大量の情報が飛び交っています。
そういった情報を全て掴んで、自分で処理するのにも限界があるので、自分が譲れない点だけはしっかりともっておきましょう。
例えば、、
・住む場所は一軒家で、3LDK以上がいい!
・ずっと山に住んでいたから、移住先は海の近くがいい
・東京からの移住だから、移住支援金が絶対に欲しい!
など、移住後の暮らしを具体的にイメージして、必要な情報を掴むようにしてください。
情報の裏付けを取る
移住の情報で率先して嘘の情報を書く人はあまりいないと思いますが、、
移住のための情報で、間違ったことを書く人はいない?
結果として間違った情報になってしまった。ということは少なからずあります。
具体的には、
・行政・役所の支援金要項が変わってしまって、現状では支援金対象者じゃなくなってしまった。
・情報を書いている人の勉強不足で、理解が浅く表向きの書いてあることしか言っていない。
など、
インターネットでは、つかんだ情報が最新の情報なのかというのを自分で判断する必要があります。
情報の鮮度は自分で見極めなきゃダメなんだね
間違った情報を掴んだ結果、、
移住支援金の100万円が支給してもらえなかった!
みたいなことになりかねません。
ですので、掴んだ情報は最新の情報なのか?とか、情報の真偽を実際に自治体に連絡して確認することが大切です。
地方移住をする際に大切な情報収集のまとめ
今回の記事では移住をする際に大事な情報収集のやり方を解説してきました。
最後にもう一度まとめますね。
- 情報収集をして、理想と現実のギャップをなくす
- 様々な媒体から情報を集める
- 自分に必要な情報は何か?ということを考える
- 情報過多にならないように気を付ける
- ネットに載っている情報をそのまま鵜呑みにしない
こう言ったことに注意をしながら、移住するための情報を集めてより良い移住ライフを送れるように頑張りましょう!
今回の記事は以上になります。
今回の記事は第4回目の記事でした。第5回は「移住先へ実際に足を運ぶ」になります。
全8回の記事一覧を最後に書いておきますので、興味のある記事がありましたらご覧になっていってください。
- 移住の目的を明確に持つ
- 移住について家族とちゃんと話し合う
- 移住候補地を選ぶ
- 移住先の情報収集をする←イマココ
- 移住先へ実際に足を運ぶ
- 移住先での仕事について
- 移住先の物件を決めるコツ
- 移住を実行する
※リンクをタップ(クリック)すれば各記事に飛べます。
最後まで読んでくれてありがとう!
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